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2012

0725
白い兎と黒い兎。
二匹はいつも一緒。

今日も二匹のお家に一冊の絵本が届きました。
絵本の名前は「ハピネスノー」

一匹のライオンのお話。
ライオンは、貧しくも優しい両親に育てられ、すくすく成長して行きました。
やがてたてがみも立派、大きくなったライオンはやんちゃで両親の寝ている間に家を飛び出して、近くの山に。
しかし、何時の間にか帰り道がわからなくなってしまったのです。
薄れゆく意識の中、降り積もりゆく雪にお願いをするとライオンの気持ちが雲に抱かれて両親のお家の上に。
綿毛のようにふわふわの雪がお家の周りに降り積もり、それはやがて春には息子のたてがみに似た黄色い花が咲きました。
それからというもの両親にたくさんの幸せが訪れ、まるで二匹の幸せを守るように毎年その雪と花が咲く事から、「ダンデライオン」と呼ばれるその花を降らすその雪を「ハピネスノー」と呼ぶようになりました。

白い兎は言いました。「思いはこうやって強く願うと形になるのかな?」
黒い兎は言いました。「お話の中だけど本当にこうなったら素敵かもね」

夢見る事が大好きな白い兎。

その日から色々考えては思いを願いに、願いを形に、そうお祈りして眠りにつくように。
朝起きると降る雪を見て、「もっとお願いしなくちゃ!」と。

その日の夜もお願い。

その次の夜もお願いを。

いつか花が咲きますようにって。

だけどいつまでたっても花は咲きません。
黒い兎はそれを見て、ある事を思いつきました。

その日の夜もお願いをした白い兎はスヤスヤ眠り、夢の中。

黒い兎はそーっとベッドから降りると
床一面に画用紙を敷きました。
そして、思いを込めて白いふわふわの花を沢山描きました。
描き終わる頃には朝に近づいていました。
黒い兎は最後の一つを描き終わると布団に戻りそのまま眠りに。

目を覚ました白い兎はびっくり、ベッドの周りは白い花。
驚いた白い兎は黒い兎を起こそうとしました。
くるっと振り向いた黒い兎を見て白い兎は思わず笑顔。
黒い兎のほっぺたに、落とし忘れた白い絵の具。
あまりに上手で気づかなかったのですが、白い花は全部黒い兎の描いたものでした。

端っこの方にはこう書いてありました。
「枯れない思いが届きました。相手にちゃんと届いたかな?ハピネスノーより」

白い兎と黒い兎。
二匹はいつも仲良しで、黒い兎はいつだって白い兎が大好き。

でもね、黒い兎が起きると白い花の花びらの半分は黒く塗られててね。
こう返事が書いてあったんだって。
「思いは届いたよ。良かったおんなじ思いだったみたい。白い兎。」

よく見たら白い兎のほっぺたに黒い絵の具がついてたって。

その日は二匹してほっぺたに白黒絵の具を付けておやすみ。
モノクロの花に囲まれて幸せそうな二匹です。

白い兎と黒い兎

二匹はいつも一緒



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