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    <title>myaokan</title>
    <description></description>
    <link>http://myaokan.fukuwarai.net/</link>
    <language>ja</language>
    <copyright>Copyright (C) NINJATOOLS ALL RIGHTS RESERVED.</copyright>

    <item>
      <title>カナシイシアワセ</title>
      <description>白い兎と黒い兎&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
二匹はいつも一緒&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
いつもなら昨日には絵本が届くのに&lt;br /&gt;
なぜか今日になっても届かない&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
白い兎は言いました&lt;br /&gt;
「絵本、届かないね？」&lt;br /&gt;
部屋の隅の絵本棚には次に来る絵本の為の隙間&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そんな時に聞かせてくれた&lt;br /&gt;
黒い兎のお話です&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
絵本をひらくそぶりをして、黒い兎は話し始めました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
これは神様の隠した絵本のお話&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
あるところに、誰もいませんでした&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
誰もいないのだから何も起きませんでした&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
神様はそれを見て、ある二匹の兎をその家に住まわせました&lt;br /&gt;
「神様ノート」と呼ばれる名簿の中、二匹の秘密や記憶を書き直して、&lt;br /&gt;
それがいけないことだと知りながら&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
何も知らない二匹の兎は新しい家での生活を楽しんでいました&lt;br /&gt;
もともと仲の良かった二匹ですから&lt;br /&gt;
場所が変わっても今までと特に変わったこともありません&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
神様は使いに内緒で絵本を書いて届けるように頼みました&lt;br /&gt;
時に悲しく、時に優しく&lt;br /&gt;
使いは色々なお話を考えては二匹のいない間にそっと&lt;br /&gt;
絵本を置いて行きました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
絵本を読んだ二匹の兎は&lt;br /&gt;
沢山泣いたり、沢山笑ったり&lt;br /&gt;
絵本と共により強くお互いの愛情を深めていきました&lt;br /&gt;
神様もそれを見て、とても良い気分&lt;br /&gt;
二匹を優しく見守りました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そんなある日、使いがいつものように絵本を届けに行くときに&lt;br /&gt;
一匹のヘビがやってきて言いました&lt;br /&gt;
「おい、神様からの命令で、今日の絵本にこれを混ぜろと言われたぞ」&lt;br /&gt;
背中に乗せた一枚の写真を使いに渡すと&lt;br /&gt;
何も疑わず使いは写真を絵本に挟みました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
地に降りていつものように絵本を届ける頃&lt;br /&gt;
神様は頭を抱えていました&lt;br /&gt;
写真がないのです&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
家の中では一匹の兎が泣き崩れて震えています&lt;br /&gt;
すぐに使いを呼び、何をしたと問い詰めました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「写真を、届けただと？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
言葉を失ってその場に膝をついてしまった神様は&lt;br /&gt;
使いにそこで待っていろ、そう言って何かを取りに行きました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
部屋の隅の小さな箱の中に眠るように置かれた一冊の絵本&lt;br /&gt;
それを手に取ると大きくため息&lt;br /&gt;
使いに手渡すと、神様は言いました&lt;br /&gt;
「これがなんの絵本だかわかるか？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
使いは「いいえ」と答えたので&lt;br /&gt;
神様はこう答えました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「世界で一番悲しい幸せのお話だよ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
黒い兎は話すのをやめました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「どうしたの？二匹の兎はどうなったの？」&lt;br /&gt;
白い兎が尋ねます&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「どうもしないさ」&lt;br /&gt;
黒い兎はそれ以上は口にしませんでした&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
白い兎は何か隠しているのがすぐに分かって&lt;br /&gt;
それが自分たちの事なんだと気付きました&lt;br /&gt;
困る顔がこれ以上みていると辛くなるので、白い兎は顔をそむけました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
無言が続いてしばらく&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ねぇ？神様はなんで絵本を隠してたのかな？」&lt;br /&gt;
白い兎が涙を溜めて黒い兎に問いかけます&lt;br /&gt;
「ねぇ、君は知ってるんじゃないの？&lt;br /&gt;
もしそうなら話して、ちゃんと話して、聞こえるように。&lt;br /&gt;
もう同じ涙を流さないように。」&lt;br /&gt;
言葉にした瞬間に止まらずこぼれる涙が悔しくてたまりません&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
こんな時にこそ、笑って抱きしめてあげなくちゃいけないのに&lt;br /&gt;
震えた肩で抱き合ったって、体の震えなんて止められないよ&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
小雨がふる外のポストにそんな時&lt;br /&gt;
カタン、ゴトゴト&lt;br /&gt;
一冊の絵本が届きました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
黒い兎は言いました&lt;br /&gt;
「来ちゃった。&lt;br /&gt;
僕と君はいつでも一緒、だもんね。&lt;br /&gt;
一緒に読もう、これが神様が隠したその絵本だよ。」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
古びた箱に入れられた一冊の絵本を取り出すと&lt;br /&gt;
手紙が一緒に添えられていて&lt;br /&gt;
宛名はありません&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
白い兎と黒い兎&lt;br /&gt;
二匹の絵本に優しい雨を&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
</description> 
      <link>http://myaokan.fukuwarai.net/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/%E3%82%AB%E3%83%8A%E3%82%B7%E3%82%A4%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%83%AF%E3%82%BB</link> 
    </item>
    <item>
      <title>ウソノカタマリ</title>
      <description>白い兎と黒い兎&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
二匹はいつも一緒&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
今日も二匹に一冊の絵本&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
題名は「ウソノカタマリ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
嘘はついちゃだめだって&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
知ってるよ、知ってるんだ&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それでも、つくしかなかったのは&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
本当がそこにあったから&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
一匹の兎は大事な恋人をなくしてしおれた花みたい&lt;br /&gt;
それを見た悪魔がしめしめと、兎に近寄り言いました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「お前が百個嘘を付いたら、その塊を俺が貰って、彼女とずっと一緒に居られるようにしてやるよ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
兎はとっても彼女が好きだったから&lt;br /&gt;
本当に本当に大好きだったから&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
毎日毎日嘘を付きました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
帰ってくると悪魔がいて、ついた嘘を数えます&lt;br /&gt;
右手に持った小さな種が、嘘をつく度大きくなって&lt;br /&gt;
20個嘘をつく頃には、小さな枝が生えました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「こいつがやがて花が咲く。そしたらお前は彼女に会える」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
兎の脳裏に彼女との日々&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ごめんなさいとのかくれんぼ&lt;br /&gt;
いつまでたっても見つからないのは&lt;br /&gt;
もうごめんなさいがいないから&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
どんどんどんどん、嘘をついて&lt;br /&gt;
どんどんどんどん、大きくなる種&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「まだまだもっと嘘をつけ。でないと彼女は帰ってこないぞ？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
悪魔が兎の背中を押します&lt;br /&gt;
真っ黒な尻尾はくるくると回り、まるで催眠術のよう&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
兎の目には彼女のまぼろし&lt;br /&gt;
部屋には彼女が帰ってくる日の為に&lt;br /&gt;
向かいに置かれた彼女の椅子&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
兎は冷たい椅子を抱きしめて&lt;br /&gt;
わんわんわんわん泣きました&lt;br /&gt;
「あぁ、苦しいよ。苦しいよ。それでも君に逢いたいよ」&lt;br /&gt;
涙で濡れた長い睫毛&lt;br /&gt;
撫でる手はあと嘘幾つ？&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
眠れない夜が続きました&lt;br /&gt;
食べられない日が続きました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それでも悪魔が待っている&lt;br /&gt;
そして彼女が待っている&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
やつれた体を隠す為&lt;br /&gt;
兎は黒いマントを買いました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
けれどもそれがダメでした&lt;br /&gt;
皆がどんどん怖がって、なかなか嘘がつけません&lt;br /&gt;
兎は遠くに旅支度&lt;br /&gt;
知らない兎を騙すことにしました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それから何年、月日が流れて&lt;br /&gt;
太陽も月も星も雲も草も花も兎も&lt;br /&gt;
何もかもが大人からおじいさんになりました&lt;br /&gt;
兎は刻まれたシワに触れて思いました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
幾つ嘘をついただろう？&lt;br /&gt;
種はもうじき花が咲くかな？&lt;br /&gt;
悪魔はどんな顔してるかな？&lt;br /&gt;
僕は何がしたかったんだ？&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
悪魔がそっと囁きました&lt;br /&gt;
「見ろ、もうじき花が咲く、彼女と一緒に居られるぞ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そうだ、彼女が帰ってくるんだ&lt;br /&gt;
彼女に会いたくて嘘ついたんだ&lt;br /&gt;
ところで彼女ってどんなだった？&lt;br /&gt;
それより、彼女ってだれなんだ？&lt;br /&gt;
あれ、僕は誰なんだ？&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
悪魔が兎に聞きました&lt;br /&gt;
「お前、彼女を忘れてしまったのか？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
最後の嘘は悲しい程、兎が欲しかった一つの本当&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
散らかる部屋にキラキラ光る&lt;br /&gt;
冷たい椅子と黒い花&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ぱたん&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
残酷で、冷たいお話&lt;br /&gt;
心を締め付ける思いで、二匹はその本を閉じました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
中には古く褪せた写真が一枚&lt;br /&gt;
顔はぼやけて見えないけれども、どこか懐かしいのです&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
どうして懐かしいのか、どこで見かけたのか&lt;br /&gt;
思い出そうとはするけれども&lt;br /&gt;
どうにも思い出せません&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
黒い兎は写真を気味悪がって&lt;br /&gt;
白い兎から取り上げると&lt;br /&gt;
びりびり、びりびり&lt;br /&gt;
ちぎってゴミ箱に捨てました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
本もそのまま、気分が悪いと&lt;br /&gt;
ご飯も食べずに布団に潜ったら&lt;br /&gt;
白い兎はひとりぼっちになりました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ゴミ箱の中からもう一度、散り散りになった写真を拾って&lt;br /&gt;
重ね合わせて見てみるけれど&lt;br /&gt;
やっぱりどうして思い出せなくて&lt;br /&gt;
無理に思い出そうとすると頭が痛くなりました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ずきずきと痛む頭を抱えてベットの布団に潜りこみました&lt;br /&gt;
隣で震える黒い兎&lt;br /&gt;
白い兎は聞きました&lt;br /&gt;
「どうしてそんなに震えてるの？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
黒い兎の手を掴むと&lt;br /&gt;
熱い体温、冷たい涙&lt;br /&gt;
言葉にできない何かに押しつぶされて&lt;br /&gt;
その体が震えていました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
こんなに怖がる姿を見た事なんて&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
今まで一度も&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
今まで一度も？&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
白い兎は何かを思い出しそうになって&lt;br /&gt;
それがとても怖いものに思えて&lt;br /&gt;
黒い兎の手を強く握りました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「大丈夫、大丈夫、いつも一緒。ご飯も一緒、遊ぶも。眠るも。」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
二匹はいつもより強く握り締めた手を離さないように&lt;br /&gt;
過ごした時間を確かめるように&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
涙が止まるまでたくさん泣きました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
二匹の目は涙の中で真っ赤に真っ赤に色を染めました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
白い兎と黒い兎&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
二匹は一緒、遊ぶも眠るも、泣くも笑うも&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
</description> 
      <link>http://myaokan.fukuwarai.net/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/%E3%82%A6%E3%82%BD%E3%83%8E%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%83%9E%E3%83%AA</link> 
    </item>
    <item>
      <title>オモイデモノオキ</title>
      <description>白い兎と黒い兎&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
二匹はいつも一緒&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
今日も二匹に一冊の絵本が届きました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
題名は「オモイデモノオキ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それはそれはむかしむかし&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
小さな小さな命が一つ&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
たった一つの思い出を守る為の冒険のお話&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
メルと呼ばれたその兎には、病気で物をすぐに忘れてしまうお母さん兎がいました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
大事なお母さん兎の為に一生懸命努力したけれども&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
最後はメルの名前も忘れて、死んでしまいました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そんなメルの宝物は小さな箱に並べられた５つのリボン&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
これはお母さん兎がまだ元気だった頃ご褒美で貰ったもの&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
大事な大事なメルのお母さん兎との思い出でした&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
メルは自分の名前すら忘れてしまったお母さん兎を知っているので&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
自分もいつか忘れてしまうんじゃないかと心配になって&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
その箱を脇に抱えるとある噂を信じて飛び出しました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ーこの世のどこかに思い出をしまっておける物置がある。そこに入れた思い出はいつまでも消えず、いつでも、見に来るたびに思い出すことができるー&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
話では山の向こう、その先の沼の奥の洞穴の中&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
危険な事もあって普段は誰も近寄らない場所だそう&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それでもメルには行くしかありませんでした&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
初めて入った山に向かう森の中は腐った気がそのままにされていたり&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
気持ち悪い虫や見たこともない動物だらけ&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
メルはすぐにこの森を抜けようと先を急ぎました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
もうすぐ森を抜けﾙだろうと言う頃に&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ちょっと待ってくれないか？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
メルは誰かに呼び止められました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
振り返るとそこには一匹のカラスがいました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
見るとそのカラスは足を折ってしまって片足でぴょんぴょん&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
フラフラとして飛ぶこともできずにいました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
言葉少なくても助けてあげたい気持ちになったメルは必死に看病しました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
折れた足を固定する木を当てて、周りを見渡したけれど紐がありません&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
小さな箱の中には大切なリボン&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
メルは悩んだ挙句、カラスの為に一本だけリボンを使うことにしました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
丁寧な看病のおかげで飛べるようになったカラスはお礼をしたいと&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
メルを片足で掴むとバタバタと羽根を震わせてメルを森の外まで運んでくれました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
まだ痛んだ足ではうまく飛べず、それでも気持ちが嬉しかったメルはありがとうとお礼を言うと&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
リボンはあげることにして先を急ぎました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
山は森に比べて景色は綺麗だけれども、危険は沢山&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
崩れやすい足場に、時折降る雨、空気も薄くてメルはぜーはーぜーはー&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
まだまだてっぺんは雲の中&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
気付けば夜も遅くなったので、今日はここで休もうと&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
メルは見つけた小さな洞穴に入るとその中で丸くなって眠る事にしました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
すやすやと眠っていると&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ごろごろごろ　どがー！&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
大きな音で目を覚まして、外へ飛び出すと目の前には岩の山&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
崩れた岩が落ちてきて、道を塞いでしまいました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
まだまだ先は長いのに、どうしたら良いのだろうと&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
メルは頭を抱えて悩みました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そんな足元を見ると岩の間に一匹のモグラがぐったりとしていました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
岩の間に挟まれて動けなくなっているのを見てメルはその岩に手を伸ばしました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
けれどもうちょっとの所で届かない&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
困ったメルは仕方なく、箱の中から黄色のリボンを取り出して&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
もうちょっとの距離をリボンで繋いで、モグラをひっぱりだしました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
モグラは岩から抜け出ると、お礼に穴を掘って道を作ってくれました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
大事なリボンは岩の中から引っ張る中でびりびりで、泥だらけ&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そのままモグラにリボンをあげると、メルは先を急ぎました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
山を下るともうすぐに沼が見えてきました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ジメジメとして空気も重たく、見渡すところにナメクジとカビだらけ&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それを食べる変な色をしたマムシもうようよ&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
気持ち悪いのと怖いのでなかなか前に進めないでいると&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
前からカエルの夫婦がやってきました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
見ると腕に二つの葉型がくっきりと&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
すぐにマムシに咬まれたのだと思ったメルは&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
もう迷うこともなく、箱の中の青と緑のリボンを取り出して&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
咬まれた腕から毒が回らないように、二匹の腕にきつく巻きつけて&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
傷口を吸い上げて毒を吐き出しました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
しばらくして大分楽になったカエルの夫婦は、実は洞穴から帰るところで&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
お礼に、洞穴の場所を教えてくれました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
辿りついた洞穴の中はひんやりとして疲れた体を優しく風が揺らします&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ぽつんぽつんと落ちる水滴に垂れ下がった石の塊&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
その奥の奥に、ひときわ輝く小さな明かりを見つけてメルは引き寄せられるように、その場所へ向かいました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そこにはほこりを被った思い出だったであろうものが溢れていました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
洋服や手紙、鍵付きの箱にきらきら輝く名前入りの指輪&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
だったもの&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
メルが見たのはその思い出がゴミのように詰まれた光景でした&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
光の下に集うホタル達が唄います&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「思い出残しにやってきて、残した事を忘れたよ。なんて哀れな事でしょう？&lt;br /&gt;
森抜け、山越え、沼渡り。こんなに大変だったのに。それでもみんな忘れてく。&lt;br /&gt;
思い出すのはいつの日か？思い出すのはいつの日か。」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
とても酷い歌でしたが、この景気にはぴったり&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
メルは箱を握り締めて泣き出してしまいました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
零れた涙が箱に落ちると、メルにある思い出が飛び出しました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
お母さん兎が一生懸命手帳に一日の事を書く姿&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
料理の最中に噴出した鍋を触って火傷して涙する姿&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
メルの名前を忘れないように、名前を何度も呼ぶ姿&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
思い出を一生懸命覚えていてもらおうと傍で支えるメル&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それに答えるように満面の笑顔でリボンを渡すお母さん兎&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
絶えられなくて家を飛び出したメルに&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
帰って来て「忘れてしまおうね」と言って泣いて笑ったお母さん兎&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
一本のリボン詰められた思い出はきらきらと輝いて見えました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
涙を拭いたメルが他の想い出に触れると&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
皆の思い出が同じようにきらきら輝きながら浮かんでは消えました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
どんなに小さな想い出にも込められた思いがあるのなら&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
いつかきっと、この思いを返したいと、メルは一生懸命その思い出をメモに書き留めました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
受け取り手のいない思い出だとしてもそれは変りません&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
メルは自分の命をここで過ごし、思い出を残すことに決めたのです&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ヘトヘトになりながらも、一つ一つの思い出を書き残し&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
やがて何年の時間がすぎ、メルはやがておじいさんになりました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そして、最後にふれた思い出にメルは涙が止まりませんでした&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
一枚の手紙に込められた思い出&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そこに映ったものは、おなかを撫でてにっこりと微笑むお母さん兎だったのです&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ちぎれてぼろぼろで、字も読めないような手紙には&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ここに来たお母さん兎の。覚えていけないと分かっても残しておきたかった&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
なによりも大事な思い出が残っていました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「母さんの思い出は全部消えてしまうものだとしても、もうそれで仕方なかったって。&lt;br /&gt;
僕、本当はすごく我慢してたんだよ。僕の名前も忘れた時に、僕はもういないと思ってた。&lt;br /&gt;
でも、僕はここにいたんだね。いて良かったんだね。僕は最後まで母さんと一緒にいれたんだね。」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
沢山の思い出の詰まったメモ帳を抱えて、メルはその場で眠るように死にました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
最後の思い出をメモでなく心に書き留めて&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
洞窟で骨になったメルはやがて砂のようにさらさらと崩れて形をなくし&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
残ったメモ達だけが残りました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それを一匹の兎が見つけて、思い出辞典として大事に村に置かれました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
メモに込められた思い出には皆に思い出を伝えようと、ひたむきにもくもくと&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
映し出された記憶のかけらを幸せそうに眺める、一匹の兎が映っていましたとさ&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
おしまい&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ぱたん&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
読み終わった絵本を抱えると、黒い兎は本棚に並ぶ沢山の絵本を眺めながら思いました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
もう、何冊の絵本を白い兎と見てきただろう&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
沢山の絵本に感動して泣いて笑って&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
時には絵本のページを破ったり&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
絵本に絵を書き足したり&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
一緒に舐めた飴玉の味や広がるオーロラ&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
白と黒の花の絵にペンキの付いた顔&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
お互いのいいところも悪いところも沢山知ったよね&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
こんなに沢山の思い出を僕はちゃんと残せていけるかな？&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
白い兎はそれを覚えていてくれるかな？&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
一緒にどれだけ分かち合えるかな？&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
このまま変わらずにいたいけれど&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
僕たちもいつか変わっていくのかな&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それとももう変わっているのかな？&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
いつもと変わらず料理を作る白い背中は&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
黒い兎を少しだけほっとさせました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
のんびりと流れる時間の中で二匹一緒に過ごして&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
変わらないものが変わるまで&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
きっとこのままなんだろうと&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
見つめる目に映る今は変わらないこの光景をもっと大事にしていこうと&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
白い兎と黒い兎&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
二匹はいつも一緒&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そう信じた変わるはずのない今日を覚えて&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
変わり始める明日が来ることを忘れようとして&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
</description> 
      <link>http://myaokan.fukuwarai.net/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/%E3%82%AA%E3%83%A2%E3%82%A4%E3%83%87%E3%83%A2%E3%83%8E%E3%82%AA%E3%82%AD</link> 
    </item>
    <item>
      <title>カミサマノイウトオリ</title>
      <description>白い兎と黒い兎&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
二匹はいつも一緒&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
今日も二匹の元に一冊の絵本&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
題名は「カミサマノイウトオリ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
あるところにチャムという一匹の兎がいました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
彼は小さい頃から神様の存在を信じていて&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
お告げと言っては周りの兎にも迷惑をかけていました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
兎達は言います&lt;br /&gt;
「神様なんていないよ」&lt;br /&gt;
チャムはしかめ面で答えます&lt;br /&gt;
「そんな事言っていると天から罰が下るんだ。お前らきっと酷いことがおきるぞ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そう言っておしまいなら良いのですが&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
チャムはその後必ず、神様を馬鹿にした兎にいたずらを仕掛けるのです&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
石を窓にぶつけたり、怪我をさせたり、大事にしているものを奪ったり&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それはもう困ったものでした&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
一度は見つかって怒られたことはあったのですが&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「これは神様のお告げなんだ、僕は神様に言われたとおりにしただけ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
と、周りが飽きれるまで言い続けました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
兎達は困り果てて、どうにかならないか話し合い、一つの作戦をたてました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
次の日の朝、一枚のはがきがチャムのポストに入っていました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
中を開いてみるとこう書かれていました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「南の村に続く道で、あなたを待っています。途中で私の使いがいます。彼らの言う事を聞いてください」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
読み終えてびっくり仰天、嬉しくて天井に頭をぶつける位高くジャンプしました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
すぐに荷物をバッグに詰め込むと、一番のお気に入りの白いローブを羽織って外に飛び出しました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
南に行く道をテクテクと歩いていると一匹の兎に出会いました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
その兎もチャムと同じように白いローブを羽織っていたので、もしかしたらと思い声をかけました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「もしかしたら、神様の使いですか？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
きらきらと目を輝かせたチャムに、使いと名乗る兎はただ静かに頷くと一枚の紙を渡しました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
紙には「ローブは捨てていきなさい」とだけ書かれていました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
きっとこのままじゃ使いと間違えてしまうからだろう、そう思って喜んで脱ぐと使いに渡しました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
さらに歩いていくと、今度は黒いローブを羽織った兎に出逢いました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
これも、使いなのだろうと思ったチャムはぺこりと頭を下げて挨拶をしました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
すると、二匹目の使いもまた、チャムに一枚の紙を渡しました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そこには「そこにある水をかぶりなさい」と書かれていました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
見るとバケツに沢山の水が入っています&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
神様に会う前の清めの水だと信じてバケツを掴むと頭の上から水をかぶりました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
大量の水に濡れたまま、使いに感謝をするとチャムは先を急ぎました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
段々と村から離れて、風も冷たくなってくるとチャムはぶるぶると震えが止まらなくなってきました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
さっきの水で冷えてしまったのです&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
行けども行けども神様は見当たらず、とうとう村が見えなくなり、気が付くと外は真っ暗になってしまいました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
帰り道も分からなくなって、兎はその場にうずくまると、必死で自分の体を温めながら神様に祈りました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「神様、どこにいらっしゃるんですか？私はここにいます！」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
もちろん返事はありません&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
なにせ、受け取ったはがきも、使いのものも全部村の兎たちの嘘なのだから&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
神様を信じ過ぎて、その神様を疑わなかったチャムはまんまと騙されてしまったのです&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
チャムはがんがんと響く頭の痛みと震えにタ耐えながらちょっとだけ、神様の悪口を言いました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「全部あなたの為に、僕が毎日祈ってきた日々も、近づく為に我慢した自由も全部ご存知のはずなのに」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
地面の土を握り締めて、悔しそうに涙を零しました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
薄れてく意識の中でどこからともなく声が聞こえてきました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「私はいつでもあなたを見ています、だからこうなったのです」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ああ、なるほど&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
村の兎の仕返しと気付いた時には、もう遅く&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
自分の行いが返って来たのだと気付いたチャムの最後の言葉は&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「カミサマノイウトオリ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ぱたん&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
白い兎は首をかしげて黒い兎に聞きました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「神様って、こんなに意地の悪いものなのかな？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
助けてあげればいいのに、仲直りさせる事だってできたのに&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
白い兎はそう思ったのです&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
黒い兎は答えます&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「僕はこれで良かったんだと思うよ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
黒い兎が言うには&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
神様がもし助けてしまったら&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
他にも困った兎を助けなくちゃいけなくなる&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そんなことになったら皆甘えん坊になってしまって&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
困るまで誰も努力しなくなっちゃう、ということでした&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
誰より甘えん坊だと思っていた黒い兎が、意外にそんなことを考えていたんだと&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
白い兎は少しびっくりしました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「神様、みていますか？僕は、この先どんな事があっても、自分で決めた白い兎と幸せになるからね☆　神様は安心して見てていいんだからね！」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ぎゅっと白い兎の手を握りしめて、黒い兎は空に向かって誓いました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
顔を赤くした白い兎はもじもじしながら&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「プロポーズのつもり？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
と聞くと&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
黒い兎は熱くなって言った自分にはっと気付いて&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
照れながらこくんと頷きました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
白い兎と黒い兎&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
二匹はいつも一緒&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
</description> 
      <link>http://myaokan.fukuwarai.net/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/%E3%82%AB%E3%83%9F%E3%82%B5%E3%83%9E%E3%83%8E%E3%82%A4%E3%82%A6%E3%83%88%E3%82%AA%E3%83%AA</link> 
    </item>
    <item>
      <title>スマイルトヤマイル</title>
      <description>白い兎と黒い兎&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
二匹はいつも一緒&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
今日も二匹のもとに一冊の絵本&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
題名は「スマイルトヤマイル」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
あるところに一匹の兎がいました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
どんな時も笑顔で前向き&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
周りの皆もつられてニコニコ&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
皆は彼の事を「スマイル」と呼びました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そんなスマイルの住む村の外れの暗い森の中には一匹の悪魔が住んでいました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
彼は、世界で一番笑顔が大嫌い&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
だから、笑顔になったら最後、呪いをかけられて命を取られてしまう&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そんな噂が広まり、村の皆は彼の事を「ヤマイル」と呼びました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「なんてむかつく顔してやがるんだ、見てるだけで胃がムカムカしてきやがる」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ふらーっと外なんかに出なきゃよかった、とヤマイルは後悔しながらつぶやきました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
今までいろんな笑顔を見てきたけれども、あんなに不愉快な笑顔ははじめて見たと&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
すぐにヤマイルは笑顔を奪うためにいたずらを仕掛けることにしました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
草むらに身を潜めてスマイルを待つと&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
コロコロコロ コロコロ&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
タイミング良く石ころに転がしました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
スマイルは勢いよくつまづいて地面にごっつんこ&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それを見てヤマイルは大喜び&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「さぁ、泣け。痛くて笑っていられないだろう？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
けれど、起き上ったスマイルはニコニコ&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「良かった、ほかの誰かがつまづく前に気付けて」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
草むらに投げ返した石ころはヤマイルのほうへ飛んでいき&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
よろけたヤマイルは膝をすりむいてしまいました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「あいつだけは絶対許せない、こうなったらあいつをこの世から消してやる」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
怒ったヤマイルは呪いを使うことにしました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
家に戻ってきたスマイルが夕食の準備をしているのを見つけると&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ヤマイルは兎のおばあさんに変身して、家のチャイムを鳴らしました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ドアを開けてでてきたスマイルはいつものようにニコニコ&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「すまないけれども水を一杯もらえないかね、遠くから歩いてきたんだけれども、もう喉がからからで」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
困った様子で頼むと、スマイルは快くヤマイルを家の中に招きました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
憎たらしいほどの笑顔にヤマイルは吐き気を抑えると、ひきつった笑顔を返して中に入って行きました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
家の中はたくさんのもので溢れていて、全部村の兎たちがくれたのだとスマイルは教えてくれました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
さっきの転んだ足が痛くてよろよろと歩いているのを見たスマイルはそれに気づいて言いました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「おばあさん、けがをしてるのではないですか？今手当しますからそこに座っていてください」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
すぐにばんそうこうとお水を持ってスマイルはやってきました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
足に触れようとした手を、とっさにヤマイルは振り払ってしまい&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
あわてて彼にこう言いました&lt;br /&gt;
「水だけで結構じゃ、そんなことまでされては申し訳ない」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
もらった水を一口飲むと、お礼にこれをあげよう、と&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
にやりと笑うと呪文を唱えました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「笑顔にチャック、病のチャック、開けたら最後、体がぼろぼろ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
スマイルの周りを黒い煙が一瞬あらわれて彼を包み込みました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
スマイルの首筋には黒い斑点のような模様がひとつ&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ヤマイルは変身を解いて悪魔の姿になると呪いをかけたことを伝えました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「この呪いがかかったら最後、お前が笑うたびに病気がお前を苦しめていく。助かりたかったら、今後はずっと笑わないことだな」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
やってやったと満足気なヤマイルにスマイルは近寄って&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ばんそうこうを渡して言いました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「教えてくれてありがとう、ばんそうこうちゃんと貼ってくださいね、でないと傷ひどくなりますから」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
呪いのせいで胸がぎゅっと苦しくなりながらも、それでもスマイルは笑顔でばんそうこうを差し出しました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ヤマイルはばんそうこうを受け取ることなくその場から去って行くと、離れた場所で頭を抱えました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「なんなんだ、あいつは。気持ち悪い、どうかしてやがる」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
とはいえ、これでもう笑顔を見ないで済むのでほっとしました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
さすがのスマイルも、さすがに命のが大事だろうと思ったのです&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ところがあくる日、ヤマイルが目にしたのはいつもと同じようにニコニコと笑うスマイルでした&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
呪いがかかっていないんじゃないかと思う位、普段通りの姿を見て&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
思わず、ヤマイルは目をごしごしとこすり、何度も確かめなおしたほどです&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
きっと嘘をついていて家に帰ったら相当苦しんでいるのだろうと&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
先回りして、ヤマイルは家の中にこっそり入って隠れて待つことにしました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
しばらくして、スマイルが帰ってきました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
苦しむ姿を一目見てやろうと部屋の奥からのぞきこみました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
額から冷や汗をかきながら苦しそうにするスマイルを見てヤマイルは舌なめずり&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「思ったとおりだ。さっさと笑う事なんか諦めちまえ。」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ヤマイルは一日も早く、憎いスマイルが笑わなくなるのを楽しみにして部屋を出て行きました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
しかし、それから何日もの間、スマイルの様子を見てびっくり&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
悪くなるどころか、どんどん元気になっていくではありませんか&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
とうとうヤマイルは直接、スマイルに会いに行くことにしました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ドアをノックせず勢いよく開けると&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
驚いたスマイルの首根っこを掴んで聞きました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「どうして笑っていられる？呪いは確かにかかったはずだ、お前の首筋にかけた呪いの痕だって」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
首筋をみると、呪いをかけた痕が消えています&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
もうこうなると、わけがわからなくて、ヤマイルはその場にしゃがみこんでしまいました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
スマイルは言いました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「こんばんわ、あくまさん。けが、良くなったみたいでよかったですね」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
続けてこう言いました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「呪い、かかってましたよ、あの時は苦しくて苦しくて、どうにかなりそうでした。でもこれを見てたら笑えないほうがもっと苦しく思えて。」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
スマイルが案内した部屋にはたくさんのみんなと撮った写真が飾られていました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
どれも本当にうれしそうにニコニコと笑った写真ばかり&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
あくまはあまりの気持ち悪さに目をそむけました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「誰かの為に笑ったこともあった。自分の為に笑ったこともあった。でも結局自分の為には誰かの為になった。僕の笑顔はただそれだけで、でもそれだけで十分だったんです。それに気づいたら、すっと体が軽くなりました。あくまさんの呪いも、いつのまにかなくなってました。改めて気づかせてくれてむしろ感謝しています。」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ヤマイルは素直に負けを認めるしかありませんでした&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「こんな事初めてだ。なんなんだ、お前は。もう、なんだかばかばかしくて笑えてくるわ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
クククと笑うヤマイルにスマイルが手を伸ばして、その手を掴むと満面の笑みで言いました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「あくまさん、あなただって笑えるじゃないですか。今の顔とっても笑えますよ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
鏡に映る自分はなんとも情けない、笑える顔をしていて&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
心はなんだかスカッと、どうしようもないくらい輝いた太陽みたいなスマイルに照らされた青空の様でした&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ヤマイルは思わず声をあげて大笑いしました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
スマイルもそれを見て一緒に大笑い&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
その後スマイルは幸せに暮らして&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ヤマイルは奪った笑顔を返す旅にでましたとさ&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
おしまい&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ぱたん&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
白い兎は本を閉じて黒い兎に手渡すと料理の準備を始めました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
今日のメニューは黒い兎の大好きなものばかり&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
テーブルの上に並べると黒い兎は目を輝かせて大喜び&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「いただきます！」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
黒い兎は次々とお皿のメニューを口の中へ&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
あっと言う間に料理をたいらげると&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「とってもおいしい！ありがとう」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ソースを口につけて満面の笑みを見て、白い兎は思いました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
何気なく作っている料理は君を喜ばせるためになって&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
その料理のソースまみれの笑顔は私の為になる&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
誰かの為にが自分の為にってこういうことだよね&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
白い兎は心の中で&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
君のためなら私の全部あげてもいいかな、なんて。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
口には出せず、なんだか照れくさくなって顔を赤らめていると&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ちょうだい？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
黒い兎の言葉で白い兎のほっぺたはまっかっか&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
思わず&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「なに言ってるの？思っただけだって！」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
大慌てで否定した白い兎が見たのは&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
フォークを咥えて目の前のお皿の料理をほしがる&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
きょとんとした黒い兎でした&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
白い兎と黒い兎&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
二匹はいつも一緒&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
</description> 
      <link>http://myaokan.fukuwarai.net/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%A4%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%AB</link> 
    </item>
    <item>
      <title>ニジノセイザ</title>
      <description>白い兎と黒い兎&lt;br /&gt;
二匹はいつも一緒&lt;br /&gt;
今日も二匹に一冊の絵本&lt;br /&gt;
題名は「ニジノセイザ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
あるところにプラネとアルムという、それはそれは仲のいい兄弟兎がおりました&lt;br /&gt;
兄弟といっても二匹は捨て子で&lt;br /&gt;
雨の降る夜、ダンボールで隣り合わせになっていたのを&lt;br /&gt;
孤児院のおじいさんに拾われたのでした&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
次々に新しい家族の元に旅立っていく中で&lt;br /&gt;
二匹はいつまでも孤児院の兄弟のまま&lt;br /&gt;
だからあだ名は「売れ残り」&lt;br /&gt;
最初は優しかったおじいさんも段々と邪魔に感じるようになり&lt;br /&gt;
いつしか二匹の居場所は部屋の片隅のダンボールの中&lt;br /&gt;
パンくずとちょっとのミルク、たまに貰えるご褒美はボロボロ、ぱさぱさのビスケット&lt;br /&gt;
洋服は一着しか持っていないから、毎日交換こ&lt;br /&gt;
それでも二匹は一緒にいれるだけで幸せでした&lt;br /&gt;
 &lt;br /&gt;
せまいせまい世界の隅っこみたいなその場所で&lt;br /&gt;
二匹はよくこんな話をしました&lt;br /&gt;
「ねぇ、お星様には家族がいるのかな？」&lt;br /&gt;
答えはいつも一緒&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
星座が教えてくれる&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それから二匹はダンボールにちょっとずつ&lt;br /&gt;
星座の絵本を見ながら星を書いていきました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
オリオン座やふたご座、山羊座&lt;br /&gt;
たくさんの星の家族を作っては&lt;br /&gt;
いつかは僕達もこんな家族になるんだと&lt;br /&gt;
そう信じていたのです&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そしてその日はやってきました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
悲しいことにプラネにだけ&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
プラネは新しいお父さんとお母さんになる兎に&lt;br /&gt;
何度も何度もお願いしました&lt;br /&gt;
「お願いだからアルムも一緒に連れて行ってください！」&lt;br /&gt;
アルムの手をぎゅっとつかんで離さぬまま&lt;br /&gt;
その間、アルムは何も言わずじっと下を向いていました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
最後は半ば強引に連れて行かれるように&lt;br /&gt;
プラネは車に乗せられて新しい家族に貰われて行きました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
残されたアルムは残った二つのダンボールをただただ眺めていました&lt;br /&gt;
「隣りあわせでここにいて、育って、眠って、遊んで。でも君は星座になって。&lt;br /&gt;
僕は、今さら迷子のお星様になった。いっそ、流れ星になって消えちゃおうかな。&lt;br /&gt;
君が幸せに暮らせるように願う、そんな一筋の流れ星に。」&lt;br /&gt;
おじいさんも少しかわいそうになりましたが、どうにも出来ず&lt;br /&gt;
ただどうしても嫌がるので、プラネのダンボールを部屋の片隅に置いておく事にしました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ダンボールの中からひょっこり顔を出したら&lt;br /&gt;
今でも隣のダンボールからプラネが現れるんじゃないかと思っては&lt;br /&gt;
空っぽのダンボールを覗き込んで、小さく丸くなって泣きました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
二匹でいた時より広くなったダンボールのお部屋は&lt;br /&gt;
今までより自分の居場所が無くなったみたいで&lt;br /&gt;
心をぎゅうぎゅうに押すから狭くなった気すらします&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
アルムは昔プラネとした小さなおまじないを思い出しました&lt;br /&gt;
そういえばこうやって、人差し指をピンと天井に向けて立てて&lt;br /&gt;
内緒の言葉を言うんだっけ、アルムは思い出したようにその言葉を呟こうとしました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
すると部屋の奥から&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「虹の星座」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
アルムは飛び上がり、もうがむしゃらにその声の主に抱きつきました&lt;br /&gt;
涙と鼻水をこすりつけて、声が枯れてもいいと思う位&lt;br /&gt;
壊れるくらい泣き叫んで、しがみ付いてしがみ付いて&lt;br /&gt;
流れる涙はまるで幾粒もの流れ星のよう&lt;br /&gt;
「プラネ！プラネ！プラネ！プラネ！」&lt;br /&gt;
理由も何も聞かない、聞きたくない、そんな気持ちでいっぱいでした&lt;br /&gt;
今はただそこにプラネがいてくれる、それだけでいいと&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
その後プラネは、相手に謝って帰ってきたこと&lt;br /&gt;
おじいさんにこっぴどく叱られたこと&lt;br /&gt;
迎えに来てくれなかったから歩いて帰ってきたからとっても疲れた事&lt;br /&gt;
いろんな話をしました&lt;br /&gt;
少しの間だったのに長い旅から帰ってきたみたいに&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
夜も遅くなり、やがて二匹はうとうと眠くなりました&lt;br /&gt;
アルムがダンボールの隅っこで丸くなっていると&lt;br /&gt;
プラネはその隙間に入り込むようにやってきました&lt;br /&gt;
「狭いよ、プラネ」&lt;br /&gt;
いつもしていた事なのに今日はなんだか恥ずかしくて&lt;br /&gt;
顔を真っ赤にしてアルムは言いました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
プラネはニコっと笑うと&lt;br /&gt;
自分のダンボールを掴み上からかぶせました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
小さな四角の二匹の世界の中でプラネは話してくれました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
こんな風に大きな空を閉じ込めてさ&lt;br /&gt;
その中で星と星を線で繋いで星座を作るんだ&lt;br /&gt;
汚いダンボールで隣り合わせで捨てられる&lt;br /&gt;
僕達みたいな売れ残りの迷子の星が&lt;br /&gt;
いつか全部繋がって、大きな星座になるように&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
人差し指が絡まって&lt;br /&gt;
二匹の作ったおまじない&lt;br /&gt;
怖がりで寂しがり屋のその星座の名前は&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
虹の星座&lt;br /&gt;
 &lt;br /&gt;
その後、プラネとアルムは孤児院で暮らし続けて&lt;br /&gt;
おじいさんに頼み、星のシールを散りばめた部屋を作って&lt;br /&gt;
孤児の子供達に星座を教えてあげました&lt;br /&gt;
それは後に二匹の名前を合わせてこう呼ばれました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
プラネ　ト　アルム&lt;br /&gt;
プラネット　ア　ルーム&lt;br /&gt;
プラネタリウム&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
パタン&lt;br /&gt;
 &lt;br /&gt;
黒い兎はこのお話の二匹がなんだか自分たちと重なって&lt;br /&gt;
なんだか苦しくなりました&lt;br /&gt;
お話のように二匹でずっと一緒にいて&lt;br /&gt;
一体何を残してあげられるのだろう&lt;br /&gt;
一緒に何を作れるのだろう&lt;br /&gt;
今までだって何をしてあげられたのだろう&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
黒い兎は焦る気持ちに押されるように&lt;br /&gt;
白い兎の手伝いをしようとしました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
一生懸命にやろうとすると空回るのが黒い兎の悪いところで&lt;br /&gt;
案の定、切った材料を落としたり&lt;br /&gt;
白い兎にぶつかって邪魔してしまったり&lt;br /&gt;
あげく、お皿を棚から出そうとしてふらついたら&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
がっしゃーん&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
白い兎がかけつけると、そこにはしりもちをついた黒い兎&lt;br /&gt;
割れた破片で少し地が滲んでいます&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
お皿を片付けた白い兎が手当てをしながら&lt;br /&gt;
どうして今日はそんなに頑張るのか聞くので&lt;br /&gt;
お話を読んでからのことを話すと&lt;br /&gt;
白い兎は部屋から大きな箱を持ってきました&lt;br /&gt;
「開けてみて」&lt;br /&gt;
黒い兎が箱の中を覗くと&lt;br /&gt;
今までのプレゼントがいっぱい&lt;br /&gt;
誕生日のどんぐりのネックレスに&lt;br /&gt;
床一面に書いてくれた白黒の花の絵&lt;br /&gt;
思い出の場所で撮った写真に料理の絵&lt;br /&gt;
どれもこれも気持ちを込めたものばかり&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
人差し指が黒い兎の前に出されて&lt;br /&gt;
顔を上げると笑顔の白い兎が言うのです&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「虹の星座」&lt;br /&gt;
どんなに離れ離れになったって、僕達は繋がっている、いけるんだ&lt;br /&gt;
小さなおまじないに願いを込めて、あなたに引かれる一筋の線を信じて&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
白い兎と黒い兎&lt;br /&gt;
二匹はいつも一緒&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
</description> 
      <link>http://myaokan.fukuwarai.net/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/%E3%83%8B%E3%82%B8%E3%83%8E%E3%82%BB%E3%82%A4%E3%82%B6</link> 
    </item>
    <item>
      <title>アメニナガシテ</title>
      <description>白い兎と黒い兎　&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
二匹はいつも一緒&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
今日も二匹の元に一冊の絵本&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
題名は「アメニナガシテ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
これは、見栄っ張りな性格のせいで&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
サーカス団から置いてけぼりにされてしまった&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
一匹のピエロ兎のお話です&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
目を覚ましたピエロはひとりぼっちでした&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ピエロは足元のいしころを蹴飛ばして舌打ちをしました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「確か、次の村はあっちだったな」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ピエロは置いてけぼりにした皆に文句を言ってやろうと&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
歩いて向かうことにしたのです&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
派手なメイクにキラキラの衣装&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
彼の歩く姿は村には似合わず&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
とても不思議な光景でした&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
てくてくといしころを蹴りながら歩いていると&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
一匹の灰色の兎が声をかけてきました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「やあやあ、ピエロさん、どこへいくんだい？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
何の気なしに聞いた兎にピエロはこう言いました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「地味な灰かぶり、お前に話すことなんて何もない」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
目の前のいしころを投げつけると、兎を追い払ってしまいました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ピエロは逃げる兎を尻目に先を急ぎました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
いしころを蹴りながら更に歩いていると、今度はカラスが一匹、ピエロに近づいてきました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「やあやあ、ピエロさん、もうじき雨が降りそうだよ？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
優しく教えてあげようとしたカラスを睨みつけて&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「真っ黒なお前は俺が羨ましいんだろ？気を惹きたいならもっとまともな嘘をつけ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
またいしころを投げつけて、カラスも追い払ってしまいました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
カーカーとカラスは雲の先まで飛んで逃げていきました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
けれど、どうでしょう&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ごろごろ、ごろろん&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
雲が段々重たくなって&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
空が段々暗くなると&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ざーざー、ざーざー&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
からすの言うとおり、雨が降り出してきたのです&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
このままじゃ衣装もメイクも台無しだ&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
困ったピエロは急いで元の村に戻って&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
雨宿りをしようと村の家を訪ねました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
とんとん、どんどん&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「おーい、雨に濡れて困ってる、雨宿りさせてもらうぞ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
扉を開けた兎はびっくり&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そこにいたのは、メイクが落ちかけたせいで&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
おばけみたいな顔をした&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
奇妙な格好をした兎の形をした何か&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
兎は怖がって、扉を閉めてしまいました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それから何度も他の家に頼みに行くものの&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
どの家も顔を見た瞬間に怖くなって中には入れてくれませんでした&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
雨の中、ぶるぶる体を震わせて&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ピエロは一軒のぼろぼろの家の前にいました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
とんとん、とん&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「頼む、誰かいないか？寒くて震えが止まらないんだ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
弱音を心の中にしまいこめず、疲れきった声で頼むと&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
中から一匹の子兎が出てきました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「おにいちゃん変な顔」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
子兎はクスクス笑いました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
その後ろからもう一匹現れた兎を見て&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ピエロは下を向いて顔を隠してしまいました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
その兎は、あの時石を投げつけた灰色の兎だったのです&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
兎は何も言わず、彼を家の中に招き入れました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そして暖かいスープを飲ませてくれました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ピエロは自分のしたことを素直に謝りました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「石を投げつけてすまなかった、本当にごめん」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
兎は窓の外を眺めて&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
降り止まない雨を指差して言いました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「雨に流してしまえばいいんじゃよ、今までのあんたのしたことを全部。」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
その優しさにピエロは涙をぼろぼろ流して泣きました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
子兎はそれを見てくすくす笑って言いました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ピエロさん、おうちの中なのにお外にいるみたい」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
次の日の朝になり、外はすっかり良い天気&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ピエロは灰色の兎に言いました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「お前の洋服とこの洋服を交換しよう、これを売ればいいお金になる」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
兎は首を横に振り、断ろうとしましたが&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
子兎の喜ぶ顔を見て、ありがたく受け取ることにしました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
灰色の兎はこれからどうするのだ？と尋ねました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ピエロはぺこっとおじぎをして&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「俺のサーカスの幕を開けて来るよ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ピエロは思いました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
派手なメイクにキラキラの化粧&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それに、着飾りすぎた心を&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
きっと雨は流してくれた&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
あの日、あの時、あの夜に&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
笑ってくれたから、俺もきっと笑えた&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
だから、今度は俺が笑わってあげるんだ&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
笑わせる為じゃ無くて、一緒に笑う為に&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それからピエロはステージに戻り&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
沢山の兎に笑顔を届けるのです&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
優しい雨を降らして悲しみを流すような笑顔で&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
灰色の洋服に素顔のままで&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ぱたん&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
絵本にはぼろぼろの洋服で笑うピエロの絵が描かれていました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
黒い兎はおもむろに絵の具を取り出すとステージの周りにたくさんの水玉を描き出しました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
白い兎が何をしているのか尋ねると&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ピエロに降る雨、降らせる雨がカラフルで綺麗な雨になるように描き足してるの」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
なるほど、と白い兎はただただその絵が出来上がるのを眺めていました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
やがてステージはカラフルな水玉で溢れ、光に照らされたピエロもなんだか喜んでいるように見えました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「最後に、よっと」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
黒い兎はピエロの手のあたりに飴玉の絵を描きました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「これはご褒美、雨だけに？なんてね」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
白い兎はくすくすっと笑うと&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
黒い兎の口の中に飴玉を一個放り込みました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「じゃあこれは私からのご褒美」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
白い兎も口の中に飴玉を一個&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
二匹でにこにこ&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ピエロのお話しみたいに笑い合いました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
白い兎と黒い兎&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
二匹はいつも一緒&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
*+:*+:*+:*+:*+:*+:*+:*+:*+:*+:*+:*+:*+:*+:*+:*+:* &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
よんでくれて有難う☆&lt;br /&gt;
他の童話も読んでみませんか？&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
白い兎と黒い兎の絵本&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
</description> 
      <link>http://myaokan.fukuwarai.net/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%8B%E3%83%8A%E3%82%AC%E3%82%B7%E3%83%86</link> 
    </item>
    <item>
      <title>ココロノアジ</title>
      <description>白い兎と黒い兎&lt;br /&gt;
二匹はいつも一緒&lt;br /&gt;
今日も二匹のもとに一冊の絵本&lt;br /&gt;
題名は「ココロノアジ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ある村のはずれに、一軒のレストランがありました&lt;br /&gt;
小さな小さなレストラン&lt;br /&gt;
家の前には看板がぽつん&lt;br /&gt;
不思議なことにお店の名前もメニューも&lt;br /&gt;
そこには何も書かれていません&lt;br /&gt;
なので村の兎の中には、そこがレストランであることすら&lt;br /&gt;
知らない兎もいました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そんな村に一匹の王様兎がやってきました&lt;br /&gt;
王様は長い髭をくるくる指でいじくりながら、村の兎に言いました&lt;br /&gt;
「おい、お腹が空いた。何か作ってもってこい」&lt;br /&gt;
言われた兎は大慌て&lt;br /&gt;
それもそのはず、王様はとても料理にうるさくて&lt;br /&gt;
その上好き嫌いがとっても激しいのです&lt;br /&gt;
嫌いなものや、美味しくないものを食べでもしたらきっと&lt;br /&gt;
怒って何をするか分からない&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
困った兎は村の皆を呼び集めて相談しました&lt;br /&gt;
そして皆でその日お祭りをして&lt;br /&gt;
考え付く料理と雰囲気を味わってもらって満足してもらおうと&lt;br /&gt;
話し合いの結果決まりました&lt;br /&gt;
小さな兎達は折り紙でわっかを作って飾りを作って&lt;br /&gt;
大人たちは得意な料理を一生懸命作って&lt;br /&gt;
なんとか王様の為に広場に会場を作りました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
兎が王様を呼びに行くと&lt;br /&gt;
待ちくたびれた様子で感謝もせず、王様はふんぞりかえるくらい&lt;br /&gt;
胸をそり、ふてぶてしくやってきました&lt;br /&gt;
広場の小さな兎達が王様に元気にあいさつをします&lt;br /&gt;
「おうさま、いらっしゃいませ！」&lt;br /&gt;
王様はそんな子供兎達にこう言いました&lt;br /&gt;
「うるさい！キンキンと大きな声をだすな」&lt;br /&gt;
子供たちは泣き出して王様の元から逃げてしまいました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
機嫌をわるくした王様は椅子に、どしっと腰を下ろすと&lt;br /&gt;
目の前の料理を睨み付けました&lt;br /&gt;
大人たちが精一杯用意した料理で&lt;br /&gt;
種類だけでなく材料もとっておきのものなのに&lt;br /&gt;
王様はそれに口をつけることもなくこう言いました&lt;br /&gt;
「こんなもの食えるか、私を誰だと思ってる」&lt;br /&gt;
大人たちはショックのあまり声も出せず、たた唖然&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
王様が言うには&lt;br /&gt;
材料が古い、嫌いなものが入ってるように見える、味が悪そう&lt;br /&gt;
どれも確かめもせず、思っただけなのにスプーンすら持とうとしません&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
王様はさらにへそを曲げてしまい&lt;br /&gt;
村の兎達はとうとう困り果ててしまいました&lt;br /&gt;
そんな時、奥の一軒の家から煙がもくもくと昇っているのを見つけました&lt;br /&gt;
王様は気になり、兎達にあれは何かと聞きました&lt;br /&gt;
兎達が、小さなレストランの事を話すと&lt;br /&gt;
王様は「よーし、ならば行ってみよう」と椅子から立ち上がりました&lt;br /&gt;
兎達はもう、止めることもできず、ただただその後ろ姿と&lt;br /&gt;
レストランで何も起きないことを願いました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
小さなレストランのドアの前に立つと&lt;br /&gt;
中から一匹の真っ黒な兎が現れました&lt;br /&gt;
右目は真っ赤、反対の目は真っ青&lt;br /&gt;
小奇麗な風貌をした兎でした&lt;br /&gt;
「お待ちしておりました、王様にしかご用意できない料理をご用意いたしました」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
王様は自分だけにと聞いて上機嫌で中に入り椅子に座りました&lt;br /&gt;
まずは手を拭いてください、とだされたタオルを手に取ると料理を待ちました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
兎はしばらくして王様の元に料理を運んできました&lt;br /&gt;
どれも今までにあまり見たことのない料理が多く、王様はよだれを飲み込みました&lt;br /&gt;
早速目の前のスープを口に運びました&lt;br /&gt;
すると、どうしてでしょう&lt;br /&gt;
額から、体から、ぼとぼとと汗が止まりません&lt;br /&gt;
でも美味しくて手を止めることもできず&lt;br /&gt;
王様は汗をだらだらと垂らしながら無我夢中で食べ続けました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
次のお皿にはおいしそうなサラダがありました&lt;br /&gt;
活き活きと新鮮な野菜達を口に運ぶと&lt;br /&gt;
これまたどうしてでしょう&lt;br /&gt;
王様のつりあがった目がうるうる&lt;br /&gt;
やがて溢れんばかりの涙が流れて止まらなくなりました&lt;br /&gt;
王様は目を真っ赤にさせながらこれも無我夢中で食べました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
最後のお皿にはとてもよく煮込まれたお肉がありました&lt;br /&gt;
王様はもう、スプーンもフォークも投げ出して&lt;br /&gt;
そのお肉にかぶりつきました&lt;br /&gt;
すると。どうでしょう&lt;br /&gt;
王様の体は震えがとまらずぶるぶる&lt;br /&gt;
体は冷たくなり、心は煮えたぎるように熱くなり&lt;br /&gt;
まるで兎の目のように真っ赤で真っ青な気分です&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
王様は震える唇で兎に聞きました&lt;br /&gt;
「これは一体どういうことだ、どの料理もおかしなことばかり」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
兎は王様の目をその色違いの目で見つめると言いました&lt;br /&gt;
「あなたが食べたのはこの村の兎の気持ちです。&lt;br /&gt;
あなたの為に一生懸命汗さえ忘れるほどがんばった気持ち。&lt;br /&gt;
あなたの為に挨拶したのに怒られた子供達の気持ち。&lt;br /&gt;
あなたの為に作った料理を粗末にされた大人たちの気持ち。」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
震える王様に近づき、最後に一言&lt;br /&gt;
「お味はいかがでしたか？」&lt;br /&gt;
その目は暗く、とても暗い真っ黒な瞳に変っていたそうです&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
後悔した王様は、その場で崩れるように膝をつき兎に謝りました&lt;br /&gt;
しかし、やってしまったことにどうしたらいいかも分からずうなだれていると&lt;br /&gt;
兎がお皿の上に料理を持ってやってきました&lt;br /&gt;
お皿の上には大きなデザート&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
王様は聞きました&lt;br /&gt;
「もう、お腹いっぱいだ。これにも何か入っているのか？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
兎はにっこり笑い窓の外を指差しました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
窓の外には村の兎達が楽しそうに料理を食べています&lt;br /&gt;
「このデザートはあなたの気持ち。&lt;br /&gt;
この村の兎達はとても親切で、強く負けない心を持っています。&lt;br /&gt;
今だって、王様が食べなかったのならと、気持ちを変えて、皆で一日を楽しもうとしている。&lt;br /&gt;
あなたが本当に反省したのなら、しっかり謝ってこのデザートをあげてきてください。&lt;br /&gt;
お味は私が保証します。」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
王様は心から感謝して&lt;br /&gt;
そのデザートを手に取ると、ドアを開け、村の兎の元に駆け寄りました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
大事な気持ちを混ぜ込んだ、感謝の気持ちのこもったデザートを持って&lt;br /&gt;
 &lt;br /&gt;
ぱたん&lt;br /&gt;
 &lt;br /&gt;
黒い兎は本を閉じると棚にしまいに行きました&lt;br /&gt;
白い兎はキッチンに向かい料理の準備です&lt;br /&gt;
夕食作りを始める後ろで帰ってきた黒い兎が何かを持ってきました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
白い兎が料理に集中している間、黒い兎はもくもくと何かをしています&lt;br /&gt;
やがて、白い兎が料理を作り終えてお皿を持って黒い兎のところへやってくると&lt;br /&gt;
顔中絵の具まみれの黒い兎がいてびっくり&lt;br /&gt;
白い兎は何をしていたの？と聞きました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
すると黒い兎はにっこり笑って一枚の絵を白い兎にあげました&lt;br /&gt;
そこにはとてもおいしそうなハンバーグとサラダ、それにスープの絵が&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「すっごい上手に描けたね、でもどうして？」&lt;br /&gt;
白い兎が質問すると黒い兎は答えました&lt;br /&gt;
「料理は食べたらなくなっちゃうから。&lt;br /&gt;
僕が例えばいなくなっても、気持ちがちゃんと伝わるように。&lt;br /&gt;
大好きな料理と気持ちを絵に閉じ込めたんだ。」&lt;br /&gt;
そして手渡す時に一言&lt;br /&gt;
「めしあがれ」&lt;br /&gt;
白い兎は心まで暖かくなる黒い兎の心の料理にお腹いっぱいになりました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
白い兎と黒い兎&lt;br /&gt;
二匹はいつも一緒&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
</description> 
      <link>http://myaokan.fukuwarai.net/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/%E3%82%B3%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%8E%E3%82%A2%E3%82%B8</link> 
    </item>
    <item>
      <title>イチブンノゼロ</title>
      <description>白い兎と黒い兎。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
二匹はいつも一緒。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
今日も、二匹の元に一冊の絵本。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
絵本の題名は「イチブンノゼロ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
誰も人より多くあっちゃいけない。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
誰も人より少なくてもいけない。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
だから皆一人分。&lt;br /&gt;
そんな村の二匹の兎。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
男の子兎は心さえ一人分。&lt;br /&gt;
だから二つはちょっと入れない。&lt;br /&gt;
困っても支えないし&lt;br /&gt;
支えられようともしない。&lt;br /&gt;
それがルールだから。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
一方、女の子兎は心さえ皆の為。&lt;br /&gt;
時折なくし物をして困ってる&lt;br /&gt;
仲間を見たら、見つけたふりをして&lt;br /&gt;
自分のを差し出してあげました。&lt;br /&gt;
皆がルールを破らないように。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
男の子兎はある日&lt;br /&gt;
なくし物をしました。&lt;br /&gt;
けれど、案の定誰にも頼らず&lt;br /&gt;
考えてばかり。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それに気づいた女の子兎は&lt;br /&gt;
なくし物をまた自分の分から&lt;br /&gt;
差し出して見つけたふりをして&lt;br /&gt;
渡してあげました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
初めての優しさに触れて&lt;br /&gt;
男の子兎は女の子兎に&lt;br /&gt;
恋をしました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
何かできないか考えては&lt;br /&gt;
下手くそなりに&lt;br /&gt;
女の子兎と話をしたり&lt;br /&gt;
出かけに連れてったり&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
だけど、ある日&lt;br /&gt;
女の子兎が物をあげすぎて&lt;br /&gt;
皆より少ないことが&lt;br /&gt;
ばれてしまいました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ルールを破ったら&lt;br /&gt;
村をでなくてはいけません&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
村を出なくてはならなくなったのを知り&lt;br /&gt;
村の皆は女の子兎の家に押し入り&lt;br /&gt;
足りないものを奪って行きました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
おかげで、女の子兎の家は&lt;br /&gt;
すっからかん&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そこにはただ一匹&lt;br /&gt;
傷だらけになって&lt;br /&gt;
今にも死にそうな&lt;br /&gt;
女の子兎がいるだけ&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
男の子兎は言いました&lt;br /&gt;
「僕が全部あげる。」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
女の子兎は言いました&lt;br /&gt;
「だめだよ、0になっちゃうから」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
すると男の子兎は&lt;br /&gt;
「なら僕らで&lt;br /&gt;
半分ずっこしよう&lt;br /&gt;
それならばれないよ&lt;br /&gt;
大丈夫。」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
涙を浮かべ笑顔で女の子兎は&lt;br /&gt;
「１を０でわっちゃだめ。&lt;br /&gt;
答えは０だもの。」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そう言うと最後&lt;br /&gt;
女の子兎は一枚の紙を手渡して&lt;br /&gt;
そのまま眠るように&lt;br /&gt;
死んでしまいました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
その紙には、&lt;br /&gt;
「大好き、気持ちを渡せて良かった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
1×0=0 1÷0=0&lt;br /&gt;
だから一緒には&lt;br /&gt;
いられない。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
でも &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
1+0=1 1－0=1 &lt;br /&gt;
思いは受け取っても&lt;br /&gt;
あなたは1。&lt;br /&gt;
私が居なくなっても&lt;br /&gt;
あなたは1。&lt;br /&gt;
０で良かった。」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
男の子兎はその紙と一緒に&lt;br /&gt;
彼女を埋めてあげました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
０になった彼女の&lt;br /&gt;
死んだ場所からいつしか&lt;br /&gt;
１つの花が生まれるように」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
彼女はちゃんと&lt;br /&gt;
一つの陽だまりの中にいた事を&lt;br /&gt;
証明する為に&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
絵本を読み終えた二匹は&lt;br /&gt;
なんだか悲しくなりました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
黒い兎は言いました&lt;br /&gt;
「０なんて事は無かったのにね。&lt;br /&gt;
気持ちが合わさったら&lt;br /&gt;
結局２だと思うし。」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
白い兎は言いました&lt;br /&gt;
「んーん。&lt;br /&gt;
気持ちはどんな事があっても&lt;br /&gt;
結局は１なんだと思うよ。」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
白い兎が気づいた事&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
気持ちは一つに重ならない事&lt;br /&gt;
誰かの為にしようとしても&lt;br /&gt;
結局は自分の為になっちゃう&lt;br /&gt;
本当は自分が笑いたいだけ&lt;br /&gt;
その為に相手が笑っている&lt;br /&gt;
その事が大事なだけ&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
本当の気持ちってなんだろう&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
好きって&lt;br /&gt;
こんなに独りよがりなものなの？&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「本当の優しさってなんだろう。&lt;br /&gt;
優しくなりたい。&lt;br /&gt;
でもなり方分からなくなっちゃった。どうしよう。」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
白い兎は頭がどうかしそうで&lt;br /&gt;
必死に抱きついて&lt;br /&gt;
黒い兎にしがみついて&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
黒い兎は言いました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「きっと僕だけじゃダメな事。&lt;br /&gt;
君との間で成り立つもの。&lt;br /&gt;
優しさなんて形はないし、でも。」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「きっと、知らないうちに。&lt;br /&gt;
もう、僕と君とで作ったよ。」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
二匹の立つその場所に&lt;br /&gt;
木漏れ日&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
まるで二匹で&lt;br /&gt;
一つの陽だまりの中に&lt;br /&gt;
そう、いるようでした&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
その後、&lt;br /&gt;
黒い兎はいつもの様に&lt;br /&gt;
頭を撫でて&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「考えすぎ」&lt;br /&gt;
と笑いました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
笑ってくれたおかげで&lt;br /&gt;
白い兎も笑えました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
白い兎と黒い兎&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
二匹はいつも一緒&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
聞こえない様に&lt;br /&gt;
白い兎がひとりごと&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ありがとう。大好き」&lt;br /&gt;
</description> 
      <link>http://myaokan.fukuwarai.net/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/%E3%82%A4%E3%83%81%E3%83%96%E3%83%B3%E3%83%8E%E3%82%BC%E3%83%AD</link> 
    </item>
    <item>
      <title>ママノイロ</title>
      <description>白い兎と黒い兎&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
二匹はいつも一緒&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
今日も二匹の元に一冊の絵本&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
題名は「ママノイロ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ある村に真っ白な小さな兎が生まれました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
生まれたときの目の色が真っ黒で&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
お母さんはモノクロと名前をつけてあげました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
モノクロは名前のせいではないけれど&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
生まれつき色が全て白黒に見えて&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
どんなに明るいお花畑も&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
どんなにおいしそうな料理も&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
全部が白か黒にしか見えませんでした&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
お母さんはそんなモノクロをかわいそうに思い&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
家の中の見えるものに紙で色を書いて&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「この花瓶は赤色」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「このにんじんはオレンジ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
と一つ一つ教えてあげました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
外に出るときも、見えるものに一つ一つ&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
あれは何色、これは何色、と教えては&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
モノクロが色を少しでも知ってもらえるように努力したのです&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そんなモノクロはお母さんの優しさに応えようと&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
いつも家で絵を描きました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
といっても、色鉛筆の色が分からないので&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
いつも描くものは色が違っていて&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
黄色の象さんや、真っ黒な魚&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
緑色の空に、紫の湖&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
でもお母さんはとても優しい笑顔で答えます&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「とっても上手、綺麗な絵」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
モノクロは知っていました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
自分の絵が周りの本当の色とは違うこと&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それはある日、描いた絵を友達に見せたときに&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
周りの皆が大笑いするので聞いたのです&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「何がそんなにおかしいの」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
友達は彼を馬鹿にするように言いました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「色が全然違うんだもん、モノクロには無理だって」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
あたまごなしに否定されたモノクロはとっても悲しくなりました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
おうちに帰ると、せっかく描いた絵をびりびりに破いて&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
布団に潜ってしまいました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
真っ暗な布団の中で思いました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
世界が今と同じ景色なら&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
きっと僕は馬鹿にされないのかな&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
僕の選んだ色が違うから&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
きっと僕は馬鹿にされるのかな&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そんな僕は間違っているのかな&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
だから世界は僕と違うのかな&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
悩んでいるうちにモノクロは深い眠りの中へ&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
朝起きてお母さんに挨拶すると&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
お母さんが昨日の絵を元に戻して返してくれました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
モノクロはいらないと断ろうとしたけれど&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
お母さんの顔を見たら断れなくて&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
その絵を大事にしまいました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
しばらくモノクロは絵を描くことはしないで&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ぼんやり外を眺めていました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
空は真っ白なキャンバスで&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
雲は真っ黒な絵の具を落としたみたい&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
時々飛ぶ鳥達も真っ黒な羽をばたつかせて&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
心が苦しくなって、布団の中にもぐりこんで&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
また黒い世界にこんにちわ&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そんなある日、お母さん兎は言いました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「もう絵を描いてくれないの？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
モノクロは言いました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「僕の描く絵は色が違うから、どうせ馬鹿にされちゃうよ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
お母さんはモノクロの目をじっと見て&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
にこっと笑うと言いました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「モノクロ、私の絵を描いてみてくれない？」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
モノクロは嫌だと断ろうとしたけれども&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
お母さんがあんまり優しく笑ってくれたので&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
最後に一度だけ、そんな気持ちで描くことにしました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
白い画用紙に色鉛筆を用意すると&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
思い立ったように一本鉛筆を取りました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
けれど、その色が何色か気になってなかなか描き出せないでいると&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「いいのよ、どんな色でも。モノクロの思うままの私を描いてくれれば」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
モノクロは思い切ってつかんだ色鉛筆でお母さんを一生懸命描き出しました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
大好きなおっきな耳&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
いつも優しく見てくれるお月様みたいな目&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
くるんと上を向いたまつげに&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
笑うとできるちいさなえくぼ&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
やさしく包み込んでくれる柔らかな手&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
どれもこれも大好きなお母さんを思うと&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
自然と手が動きます&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
あっという間にできあがった絵にはとっても優しい&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
モノクロの大好きな、とっても大好きなお母さん&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
だけども、モノクロは全然喜べませんでした&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
たとえ、一所懸命描いたって&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
色が全然違うならそれは違うもの&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
せっかくの大好きなお母さんも&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それは違う生き物と一緒なんだ&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
もじもじしたモノクロにお母さんは優しく&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「出来た絵を見せて」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
下を向いて、はいっ、と絵を渡すと&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
モノクロは悔しくて涙が零れてしまいました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ぐずぐず、うー&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それに合わせて向かいから&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
しくしく、ぽとぽと&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
お母さんも泣いているようでした&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
間違えてしまったんだ、色&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
大事なお母さんまで泣かせてしまって&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
モノクロはとうとう涙が止まらず&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
大声で泣き出しそうになりました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
その時、優しい手がモノクロを包みました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「嬉しい、こんなに優しい気持ちで描いてくれたなんて」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
お母さんは涙を沢山流して笑っていました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「ごめんなさい、でも色が違うんでしょ？お母さん、ごめんなさい」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
謝るモノクロにお母さんは言いました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「いいえ、ちゃんと描けてるのよ。だってこの色鉛筆は」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ひっくり返すとそこにはこう書いてありました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「鉛筆12本いり」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そう、全部真っ黒な鉛筆だったのです&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
お母さんは教えてくれました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
見える世界が違うとしても&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
モノクロの気持ちがこもった絵には&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
きっと何よりたくさんの色が使われていて&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
その色はちゃんと伝わるのよ、と&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
こんなに心に伝わるのだから、その目に見える世界&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
きっとそれでいいのよ、と&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
モノクロはそれからまた絵を描き始めて&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
白と黒の世界で皆に見せました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
誰よりカラフルで誰より鮮やかな白黒の世界を&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ぱたん&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
白い兎は絵本をしまうと黒い兎に言いました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「モノクロだからこそ見える色もあるのかもね」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
目に見える色だけじゃ分からない&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
奥の奥の色&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
白い兎も黒い兎も&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
二匹はモノクロみたいなものだけど&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
きっと奥の奥には色がついているのかな&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
白い兎はそんな風に思いました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そういえば昔、白い兎を黒い兎が描いた時に&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
真っ先にピンクを使おうとして止めたけれども&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
あれもそういうことなのかな？って&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
気になった白い兎は聞いてみたけれども&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
お話に影響されて&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
白い画用紙にいたずらに&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
黄色い夜空を描こうとしている黒い兎を見て&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
白い兎は聞くのをやめました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
きっともっと奥の奥で&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
誰にも分からない名前の無い色で&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
今もきっと描いていると信じて&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
白い兎と黒い兎　　　&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
二匹はいつも一緒&lt;br /&gt;
</description> 
      <link>http://myaokan.fukuwarai.net/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/%E3%83%9E%E3%83%9E%E3%83%8E%E3%82%A4%E3%83%AD</link> 
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